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SNS投稿にも“具体性”を。暴風警報発表のお知らせにできる工夫とは?

  • 執筆者の写真: 渡邉俊幸
    渡邉俊幸
  • 4月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月14日

こんにちは、渡邉俊幸です!


先週、長崎市防災危機管理室のX(旧Twitter)に、このような投稿が発信されていました。暴風警報が発表されたことを受け、今後の気象情報に十分注意するよう呼びかける文章です。


長崎市防災危機管理室のXで発信された情報
長崎市防災危機管理室のXで発信された情報

一見すると、シンプルで必要な情報は押さえているように見えます。でも、こうした発信には、もう一歩踏み込んだ工夫の余地があると感じています。


たとえば──

・今回の風はどれくらい強くなるのか?

・ピークはいつ頃なのか?

・どんな影響が出そうなのか?(傘が壊れる?電車が止まる?)

などです。


こうした情報が一言ずつでも入ると、市民一人ひとりが「自分ごと」としてリスクをイメージしやすくなります。


このため、気象台からの警報の情報から風の強さやピークを抜粋して紹介するとより分かりやすいです。


また、影響を伝える時には、気象庁の「風の強さと吹き方」や「リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」が利用できます。特にリーフレットの方は誰でも使えるカット集もあるので、そうしたイラストを用いて伝えるのも良い方法です。


暴風による影響の例(気象庁のカット集より)
暴風による影響の例(気象庁のカット集より)

こうした工夫を凝らした上で、「今後の気象情報に十分注意してください」と呼びかければ、伝わり方もぐっと変わってくるはずです。


大切なのは、「伝える」だけでなく、「伝わる」ように工夫すること。災害時こそ、行動につながる要素を含めていきましょう。



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